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日本の天然林の多様性指数

正木隆(森林総研

Hubbellの統合中立理論は、θ(メタ群集サイズ×種分化率)とm(移入率)によって局所群集の種多様性が決まるとする。mは調査プロットの面積に依存する一方、θの値は調査面積に依存しないため森林の多様性を評価するのに適していると演者は考えている。

本発表では、日本全国の老齢・成熟した天然林でθとmを推定し、θの変動要因を分析する。用いたデータは、森林総研の長期大面積プロットと環境省の事業「モニタリング1000」プロットの合計62セットである。ここではTeTameでの推定計算が収束した38プロットの結果を用いる。

http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/60/P2-220.html