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フラミンゴが消えた湖

 

 ケニアの首都ナイロビから北西140kmに位置するナクル湖。海水の1.5倍の塩分を含むソーダ湖である。湖を含めた国立公園の中にはさまざまな野生動物が住んでいる。その中でもっとも有名なものは、多い時期には130万羽も集まるというフラミンゴである。湖面がピンク色に染まる光景を見るために多くの観光客が集まる。そのナクル湖でフラミンゴが大量に減少する事態が起こっている。原因としてはさまざまな説が挙げられている。たとえば、他の湖に住んでいた魚を放流した人がいて、その魚がフラミンゴのえさである藍藻のスピルリナを食べてしまうためにフラミンゴが飛来しなくなるという現象もその原因の一端を担っていると考えられる。しかし、最大の原因にして最大の問題は、湖水が汚染されているということである。それにはいくつかの要因が考えられている。

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