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PM2.5、中国の深刻な致死リスク因子に

 3月31日に発表された「2010年世界疾病負荷」によると、微小粒子状物質PM2.5)による室外大気汚染は、2010年に世界20大致死リスク因子のうち9位になった。中国では、「食生活の乱れ」、「高血圧」、「喫煙」に次ぐ4位に入った。科技日報が伝えた。


 同報告書は50カ国、303の機関、488人の研究者によってまとめられ、世界的な医学雑誌「ランセット」に掲載された。同報告書によると、PM2.5の室外大気汚染によりもたらされる公共健康リスクは、人々がこれまで認識していたよりも深刻で、世界で毎年320万人以上の人が早死しており、7600万年以上の健康寿命が損なわれているという(1人の寿命が1年短縮された場合、健康寿命が1年損なわれたことになる)。中国では2010年、室外大気汚染により120万人が早死し、2500万年以上の健康寿命が損なわれた。 SciencePortal China.,2013年 4月2日