バイオ塾情報創庫【自然と環境と技術】

バイオ塾の情報創庫への投稿情報を公開しております。

サンゴ白化は共生藻類の異常が原因 鈴木教授ら解明

  静岡大学の鈴木款(よしみ)教授らはこのほど、沖縄近海のエダコモンサンゴの白化は、サンゴの内部で異常な褐虫藻が増えたことが原因とする見方を明らかにした。白化はこれまで、水温上昇で褐虫藻がサンゴの外に排出されることが原因とされてきたが、鈴木教授らは2009年にサンゴ内で変化が起きていることを発見。水温上昇のストレスを受けたサンゴが、体内で褐虫藻の消化を強めることで、凝縮や退色した異常な褐虫藻の増加を招き、正常な褐虫藻が減少するとみている。共同通信47News.,2013年5月20日