鹿児島、雑種ウミガメがふ化 奄美大島
鹿児島、雑種ウミガメがふ化 奄美大島 鹿児島県の研究者らでつくる「奄美海洋生物研究会」は17日、国内で初めて産卵が確認されたアカウミガメとタイマイの雑種の卵が、同県・奄美大島でふ化したと発表した。
同研究会の興克樹会長によると、今月11〜13日に53匹が卵からかえった。ふ化直後の体長は約4センチで、アカウミガメやタイマイにはない首や前足の付け根の白い模様が、ほとんどの個体に入っていた。
雑種のウミガメは6月26日、奄美大島の龍郷町にある渡連海岸で産卵した。研究会は、数カ月かけてDNA鑑定や成長過程のデータを取った後、衛星利用測位システム(GPS)の発信装置を付けるなどして海に放流、追跡調査する方針。 徳島新聞 2013/8/17