中国は公害を克服できない
福島 香織
少々マニアックな話なのだが、今回は環境公益訴訟のテーマを取り上げたい。
8月18日、中国で目下審議中の「環境保護法修正案(第二次草案)」のパブリックコメント募集が締め切られた。実はこの環境保護法修正案について、司法の後退であるという厳しい批判が出ている。
というのも、この修正案では、公害の責任を問う「環境公益訴訟」を提訴できるのは政府系NGO中華環境保護連合会およびその下部組織の省レベルの環境保護連合会だけに限るとなっているからだ。日経(ビジネスBPWebサイト)2013年8月21日