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トキ60羽定着向け工程表策定、放鳥数を調整

 環境省は12日、新潟県佐渡市で、トキの野生復帰計画を検討する専門家会合を開き、2015年までに佐渡でトキ60羽を定着させるための工程表を策定した。


 巣立ちに至った巣の割合を示す「巣立ち率」に応じ放鳥数を調整していくという。

 15年まで年間7羽を放鳥し、同年以降の巣立ち率が5割を超え続ければ、60羽以上の定着が実現できるとの新潟大の試算が示され、承認された。しかし、昨年の巣立ち率は約2割にとどまっており、同省は、トキの世代にばらつきなどが出ないよう留意しながら巣立ち率上昇を目指すという。

(2013年2月14日22時07分 読売新聞)