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水俣病:環境省が認定新指針説明 新潟知事は改革を再要望

 環境省の谷津龍太郎事務次官は20日、新潟県庁で泉田裕彦知事と面会し、同省が示していた水俣病患者の認定基準の新指針について説明。救済制度全体の改革を求める発言を続ける泉田知事に対し「全体の改革は難しい」と理解を求めた。

 

 新指針は、昨年4月の最高裁判決を受け、感覚障害のみでも患者と認める内容の一方で、立証の難しい有機水銀摂取との因果関係の証明も求めている。泉田知事は「行政と司法の判断の乖離(かいり)が続いている」と改めて抜本改革を要望した。

 

 泉田知事は面会後、報道陣に「もう一歩踏み込んだ判断をしていただけるよう期待したい」と述べ、同省と話し合いを続ける考えを示した。毎日新聞 2014年03月20日