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温暖化8種類のリスク明記で合意…IPCC

 横浜市で開かれている国連の「気候変動に関する政府間パネルIPCC)」の総会は最終日の29日、地球温暖化の影響を評価する第2作業部会の報告書に、「大都市での洪水による感染症の発生」「高潮や海面上昇による島嶼とうしょ国や低地などでの死傷や生活破壊」など8種類のリスクを明記することで合意した。
 
 協議は具体的な温暖化の被害予測や、被害を軽減する対策費用の記述をめぐり、各国代表の意見が対立、総会は30日に期間を延長して協議が続いた。報告書は31日に公表される。

 また、今世紀の半ばまでに、海面水温の上昇により、海洋資源は熱帯地域で減少。魚介類や大型の海藻の生息域が変化するため、食料の確保に影響が出て、食料安全保障が脅かされるという項目も合意された。読売新聞(web版) 2014-03-30