タイに迫る「ごみ危機」、首都圏で火災や漏出
腐った生ごみや有毒の工場廃液が600万トンも捨てられている廃棄場から炎が上がったとき、粗末な計画と緩い法規制のせいで危機的状況にあることにタイの人々はようやく気づいた。
首都バンコク(Bangkok)郊外に散らばる工業地帯の狭間にあるプラエスカ(Praeksa)廃棄場。周辺住民はその悪臭漂うごみ捨て場の閉鎖を長らく求めてきた。そして今年に入り、プラエスカで発生した大きな火災でバンコク東部が8日間、有毒煙に覆われたことで、今やこの廃棄場はごみ問題をめぐる国民的議論の中心に放り込まれている。AFP BB News.,2014年09月20日