大気汚染には冷静な中国人 環境「革命」が起きないワケ
ジセダイ総研
高口康太
「ドアを開けると“異界”が広がっていました。路地裏の家に泊まっていたのですが、ほんの30メートル先にある大通りがほとんど見えません。車の音は聞こえても姿は見えず。まさに“異界”に迷い込んだ感覚でした。」
2015年11月30日、中国北部で深刻な大気汚染が観測された。北京市では1立方メートルあたり976マイクログラムという記録的なPM2.5が観測されている。
大気汚染指数(AQI)の算出式では、PM2.5の濃度が500マイクログラムに到達すると、上限値である500となる。指標上限値を超える大気汚染、中国語でいう「爆表」である。
http://ji-sedai.jp/series/research/042.html