エチオピア襲う最悪の干魃 深刻な食料難、小麦輸入量200万トンに
◆家畜20万匹が死ぬ
ヒンタロ・ウェジェラトにある政府の食料配給所で列に並んでいたアブラハ・ハフトゥさん(39)は、乾燥した低地のアファール州との州境近くで農業を営んでいる。彼の農場では雨期の降雨不足が4年も続き、水不足によって食料難に拍車がかった。不作に見舞われた一家は、今年も世界食糧計画(WFP)が運営する支援プロジェクト「プロダクティブ・セーフティーネット・プログラム」を頼らざるを得なくなりそうだという。ハフトゥさんは「食料と同じく水も不可欠だ。政府は努力しているが、いくつかの水源は干上がっている」と述べた。産経新聞 SankeiBiz.,2016-02-08