国が絶滅危惧種に指定している昆虫「コガタノゲンゴロウ」が鳥取県内で捕獲され、ネットオークションに出品されていたことが26日、同県への取材で分かった。県は条例で捕獲を禁止しており、出品者は県の削除要請に対し「条例を知らなかった」と話し、出品は取り消された。
県緑豊かな自然課によると、コガタノゲンゴロウは体長約2.6センチ程度で、水田やため池などに生息。全国では絶滅したとみられる地域も多く、環境省は絶滅危惧I類、県も同I類のほか特定希少野生動植物に指定。学術的な調査目的以外の捕獲を禁止している。
日本海新聞 2013年9月10日