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排ガスから一酸化炭素回収、京大 超微細な穴で捕捉

 製鉄所の排ガスなど、さまざまな物質が混ざったガスから一酸化炭素だけを取り出せる新材料を京都大の北川進教授のチームが開発し、12日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 新材料は「多孔性金属錯体」の一種で、多数ある超微細な穴でガスの分子を吸着して捕捉する。一酸化炭素は中毒を引き起こす毒性のガスだが、燃料や樹脂の原料にもなり、チームは「実用化できれば、一酸化炭素を分離して資源にできる」としている。東京新聞(online).,2013年12月13日