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放鳥トキのひな、2羽が新たに巣立つ…1羽不明

 環境省は31日、新潟県佐渡市の放鳥トキから生まれたひな2羽が新たに巣立ったと発表した。

 今季誕生して自然界で生存していたひな5羽のうち、4羽が巣立った。残る1羽は28日から行方が分からないという。

 同省によると、先に1羽が巣立った4歳雄と3歳雌のペアの巣で、30、31日に残りの2羽が巣立ったことが録画映像で確認された。

 一方、行方が分からないのは5歳同士のペアのひな。偶発的に巣立った可能性もあるが、父親は足をけがしており、28日夕方に巣のある林からトキの激しい鳴き声が聞こえたことなどから、同省は「親子が天敵に襲われた可能性も否定できない」としている。このペアの巣は23日にカラスに襲われ、ひな1羽が死んでいる。

(2013年5月31日23時18分 読売新聞)