温暖化ガス削減目標、11月までに作成を 自民部会が提言
自民党の環境部会などの合同会議は11日、地球温暖化対策に関する政府への提言をまとめた。温暖化ガス削減の新たな目標を11月にポーランドで開く第19回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)までにつくるよう要望。「国民や事業者がどこを目指して対策を実施すればよいか、国が目標を明確に示す必要がある」と指摘した。
温暖化ガス削減目標を巡っては「2020年までに排出量を1990年比で25%削減する」とした民主党政権時代の目標について、安倍晋三首相が見直しを指示した経緯がある。政府内では原子力発電所の再稼働が見通せないため、経済産業省が新たな目標設定に慎重な姿勢を示している。日本経済新聞(Web版) 2013/9/11